福岡マラソンはいいんですよ、福岡マラソンは。
問題は、営業中に思いっきり街中で行われる福岡国際マラソンです。
12時から15時の間、博多駅から続く大博通りをはじめ、百年橋通りや大正通り、高宮通りといった主要な道路が順次通行止めになるため、迎・降車地によっては順路に大変気を遣います。
以前パイロットさんを乗せて空港へ行く際にこの交通規制に引っかかって迂回しなければならなくなったことがあり、自分のせいで飛行機が遅れたらどうしよう……! と青くなったことがあります。
基本的に彼らは時間に余裕を持って行動してくださっているので急かされることはありませんでしたが、先導してくれたもう一台(別営業所のベテラン女性乗務員)の心強かったことといったらありません。
昨日はたまたま規制場所から離れた所での配車が続いたため、あまり影響を受けずに済みました。
博多駅前が封鎖されている間は当然博多駅のタクシープールも出入りできず、規制開始直後に博多駅でお客さんを降ろしたタクシーに至っては、そこで40分足止めを食らうらしいです。恐ろしや……。
乗せては交通規制を確認する大変な3時間でしたが、心がほっこりする出来事もありました。
アプリ配車で神松寺のバス停に呼ばれて向かうと、そこに若い男女と少し年配の女性が3人立っていました。
目的地に向かう間3人がお互いに敬語で話しているのが気になってお知り合いではないのですかと尋ねると、アプリで呼んでくれたお兄さんはいやいやと笑いました。
交通規制のため減らされたバスを1時間も待っており、ついに痺れを切らしてみんなでタクシーに乗ることにしたようです。
いつぞや見知らぬおばちゃんの手を引いてメッセに乗って行ったギャルを思い出しますね。
タクシー乗務員が相乗りを促すことはできませんが、お客さんが示し合わせて相乗りしてくるのは自由です。
大きいイベントが終わって駅に戻りたいときなど、大体の人が同じ方向に進むのが分かっているけどタクシーの台数が足りないというときにお勧めです。
割り勘にすればそのぶん安くなりますしね。
色々書きましたが、マラソンイベントそのものは街の活性化にもなるので大歓迎です。
事前に迂回路をチェックしておくとか、渋滞に巻き込まれないようにいつもと違う場所で営業に励んでみるとか、乗務員側にも工夫が必要ですね。
今週も頑張っていきましょう!ではでは!