昨夜、南区でお客さんを降ろしたあと再び中州へ向かって走っていると、高砂で手が上がりました。

ネパールの男の子3人組で、すぐには乗らずにしばらく母国語ででわいわい話していました。

二人目が乗りかけてまた出たりしたので、きっと一緒に乗るかどうかの相談でしょう。

タクシーを止めるだけ止めておいて「どうする? 乗る?」みたいなやりとりは珍しくありません。

車線が多く交通量の少ない深夜の日赤通りだったので急かしませんでしたが、片側一車線の通りや離合ができない一方通行でこれをやられると、周りの車に顰蹙を買います。

ようやく乗ってくれたかと思いきや「で、どこ行く?」みたいなやりとりが始まって眩暈を覚えることもしばしばです。

目的地が決まっていなくても、後ろから車が来れば進まざるを得ません。

後から遠回りになったなんて文句をつけられても困るので、それが嫌なら手を上げる前に誰がどこまで乗るかは決めておくことです。

特に夜は「タクシーで帰りたい女VSまだ帰らせたくない男」または「タクシーで女を連れ帰りたい男VSついていきたくない女」の攻防戦がそこかしこで見られます。

傍で見ている分には楽しいですが、これもタクシーを止める前に決着をつけておいてほしいですね。

なんやかんやで結局一人が乗ることになり、彼を乗せてまた南へ引き返しました。

来日して一年ちょっとと言っていましたが、明るく人懐っこい男の子だったので、これからさらに日本語が上手になるでしょう。

ただ体臭が強かったので、降ろしてから窓を全開にして走らなければならず、寒さに閉口しました。

東アジアの、特に男性には体臭の濃い人が多いです。

普段口にしているスパイスの影響なのか、香水とは違う一種独特な匂いです。

日本語教師をしていた頃は、生活指導の先生が毎日シャワーを浴びるように、一度着た服は洗濯するようにと指導していました。

こう書くと「毎日お風呂に入らないの?」と顔を顰める人がいるかもしれませんが、むしろ多くの国から見れば日本人が潔癖に近いのです。

潤沢な水資源を当たり前のものと思ってはいけません。

長年の生活習慣を変えるのは簡単なことではないので、暖かく見守っていきましょう。

少なくとも車内で香水をふりかけるよりずっとマシです。

中州に出勤するお姉さん&お兄さんに多いのですが、どんなにいい香りでも密室で何プッシュもされると鼻が曲がりそうになります。

長文になりましたが、要約すると
・タクシーを止める前に乗る人と目的地を決めておこう
・体臭に気を付けよう
・車内で香水を使うんじゃねえ
の3点です。

それじゃ、来週も見てくださいね~。うふふふふ。

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