昨日は昼からずっと乗車率がよく、楽しく働くことが出来ました。
歩くのが気持ち良い春と秋はみんな歩くんですが、ここまで暑いと「バス待ってられないわ!」と乗って来て下さる方も多いです。
とはいえ平日なので、日付が変わったらペースダウン。
中州をぐるぐるしてみるも、空車が多すぎて完全に回転寿司状態です。
場所を移して天神で乗せた若い男女を女性→男性の順番で降ろし、再び中州へ。
本筋とは関係ないけど、明らかにお互い気があるのにまだ付き合ってはいない男女を乗せたときのあの甘酸っぱい空気、嫌いじゃないですよ。
駅前通りを中州に向かって走行中、仲のいい乗務員松永氏(仮名)から電話がかかってきました。
「どうよ」
「暇」
「暇よねー。俺ももう帰ろうかと思いよっちゃん」
「体力温存するのも大事よね」
「なんやかんや香椎(中州から4千円くらいの場所)には来たけど、中州に戻っても空車が多いし……」
「香椎ですってー? この裏切者!」
と話しながら水車橋を渡って中州に入ります。
前の車は左折。その前の車も左折。
というわけでCちゃんは斜め右の川沿いの道に進みました。
本通りに比べて人は少ないですが、お客さんを乗せようと思ったら、前に空車がいないことの方が大事です。
その証拠に川沿いの道に入ってすぐ、可愛らしいお姉さんが手を上げました。
「手上がった! 切るね!」
ワイヤレスイヤホンのボタンを押して通話終了。
乗務員同士の通話で一方的に切るのはあるあるです。
「あのう、ちょっと遠いんですけどいいですか?」
「喜んで!!!」
「じゃあ宗像までお願いします」
む、宗像!(←「むなかた」と読みます)
俺今日宗像行ってきた~、と営業所で乗務員が自慢げに話しているのはよく聞きますが、実際にお乗せするのは初めてです。
念のため車に初期装備されているナビとGOのナビ両方に住所を入れて発車。
指定された住所まで、中州からは約32キロ。推定50分。
時間も時間だし、着く頃には寝ちゃってるかなーと心配していましたが、お姉さんはちゃんと起きていてくれました。
調子悪いねって電話しながら走ってたんですよ~、すっごく助かります~、と言うとお役に立ててよかったですとくすくす笑っていました。
後光が差して見えたので、たぶんタク神が遣わした天使です。
自家用車も持っておらず、普段あまり長距離を引くことがないので、ここぞとばかりに風景を目に焼き付けて走りました。
読み仮名が難しい交差点名にも目を光らせます。
地名って難しいですよね。
旅行に来たお客さんもよく「ケイゴ? までお願いします」って言うけど警固で「ケゴ」だとは思わないですもんね。
ちなみにCちゃん、芥屋の大門(けやのおおと)をずっと「あくたやのだいもん」と読んでいました。
12,000円を売り上げて、なんとか平日目標の6万円を達成!
さっそく松永氏に自慢しながら帰りました。
やっぱりめげずに頑張ってると、いいことありますね\(^o^)/