福岡三越9階、三越ギャラリーで開催中の「ゴッホ・アライブ」行ってきました!

情熱的な音楽と動く「ひまわり」の絵が印象的なCMを見てから、ずっと気になってたんです(*‘ω‘ *)

観劇に続いて絵の鑑賞……今年は芸術の夏ですね。

部屋は大きく分けて3つ。

最初の部屋にはゴッホの代表作と、その絵を描いた時期の彼の精神面についての解説がありました。

私、今までずっとゴッホの死因は耳を切り落としたことによる失血死だと思ってたんですが、違うんですね。

アトリエで共同制作をしていたポール・ゴーギャンと口論の末に別離し、その一週間後に切り取った耳を呼びつけた娼婦に押し付ける元気は残っていたようです。

いやちょっと待って。
娼婦に渡すって何?

百歩譲ってゴーギャンに送り付けるならまだしも(ゴーギャンがゴッホの自画像に描かれた耳をからかったという説在り)、娼婦関係なくない!?

「この品を大事に取っておいてくれ」だ?

普通に困るからやめてあげて!!

2つ目の部屋は、CMでもおなじみ壁面いっぱいの動く絵画。

絵の中に雨が降り、汽車が走り、雷が光ってカラスが飛ぶ……

部屋の入り口に用意されていた座布団を置き、床に座って絵の世界に浸りました。

美術館で見る額縁の中の絵って、それがどれだけ大きくても、あくまで絵じゃないですか。

でもゴッホ・アライブは違うんです。絵というより、風景なんですよ。

歩き回って鑑賞するのとは違い、まるで絵画の中に取り込まれるかのような全く新しい体験でした。

時に華やかに、時に陰鬱になる音楽は当時のゴッホの心境を表していたのでしょうか。

最初の部屋で説明書きを読みながら、「この人生きてて楽しい時期ってあったのかな……」と心配していたのですが、パリへ移ったばかりの頃や南フランスのアルルに住んでいた頃は、それなりに前向きな気分で過ごしていたようです。

最後の部屋は、ひまわり。

四方を鏡に囲まれた部屋がひまわりで埋め尽くされており、連綿と続く反射によってまさにひまわり畑と化していました。映えスポットというやつですね。

最後の部屋を出ると、そこはもちろんグッズ売り場になっていました。

木版で作られたポストカードがあったので、特に色彩の美しさに惹かれた「花咲くアーモンドの木の枝」を選んで購入。

地元にはなかなか帰れませんが、祖母とは定期的にはがきをやり取りしているのです。

次に遊びに行くときは玄関に飾られていることでしょう。

世界中で850万人を動員しているというゴッホ・アライブ。

閉幕するまでにもう一度見に行きたいですし、できればシャガール・アライブやモネ・アライブなどシリーズ化してほしいです。切実に。