ボーナスが出て最初の週末ということもあり、昨夜は目が回る忙しさでした。
日付が変わると国体道路も渡辺通りもタクシー難民で溢れており、お客さんを降ろしている間に次のお客さんが走って来るという感じだったので、郊外から戻るとき以外はほぼほぼ実車でした。
毎日こうならどんなにいいか(´ω`)
でも、困ったこともありました。
渡辺通り南向きでお兄さんを降ろして左折し、春吉本通りを北上していたときのことです。
手前に男女一組、その奥におじさんが立っていました。
空車で走って来たCちゃんを見つけて、手前に立っていたお兄さんがぱっと手を上げました。
どうやら一緒にいたお姉さんのために止めてあげたようです。
それでハザードを焚いてお兄さんの前に停まったら、奥に立っていたおじさんが突然「俺が乗るつもりだったのにくぁwせdrftgyふじこlp」と喚き始めました。
そんなこと言われても……おじさん、手上げてなかったじゃん……。
お姉さんを乗せて走り出すと、おじさんはスマホのカメラを構えて、通り過ぎるCちゃんの顔を舐めるように撮っていきました。
え、気持ち悪……。
直進して春吉交差点で信号待ちをしていると、わざわざ追いかけて来て助手席の外からさらにカメラを向けてくるではありませんか。
これには後ろのお姉さんもドン引き。
「おかしい人がいるものですね~」と話しながら構わず発進しましたが、全然知らないおじさんのスマホに自分の写真が入っていると思うとあまり愉快な気分ではありません。
後ろに立っていたおばあちゃんに気づいて自分が止めたタクシーを譲ってあげる心優しい青年がいる一方で、いい年したおじさんがなんてみっともない……。
少々嫌な気分を味わいましたが、そのあとは起きていられるか自信がないという男の子と自宅に着くまでしりとりをしたり(食べ物ばっかり答えてたけど、お腹が空いてたのかな?)、若い男の子たちの恋バナに耳を澄ませたりして楽しい時間を過ごしました。
余談ですが、Cちゃんは許可さえ取ってくれたら全然撮られて構いませんし、撮った写真を友達に送ろうがSNSに載せようが頓着しません。
なんならノリノリでポーズも決めます(笑)
写真に写ることが嫌なのではなく、許可なく撮られることが嫌なのです。
だから「おっ、女のタクシードライバーだ」と横断歩道を渡りながらカメラを向けてきたり、配信だかビデオ通話だかをしながらCちゃんが映りこむように助手席に乗って来るお客さんには腹が立ちます。
可哀想に、人にされて嫌なことは他の人にもしてはいけないと教えてくれる人がいなかったんだな……と自分に言い聞かせて顔を隠すなり注意するなりしていますが、実のところカメラに向かって中指を立てたい気持ちでいっぱいです。
何が嫌って、街中で見ず知らずの人に対していきなりシャッターを切る人ってまずいないじゃないですか。絶対トラブルになりますからね。
車の外から撮るのはこっちが車を離れて怒りに行けないと分かっているからだし(路肩に車を停めてお弁当を食べているときにカメラを向けられたことはありません)、助手席でカメラを向けてくるのは、「お客様」という立場に胡坐をかいているからですよね。
彼らにその自覚があるかは分かりませんが、そういう卑怯なメンタルには虫唾が走ります。
おじさんへの怒りが残っていたせいか今日のブログはだいぶ辛口になってしまいましたが、そんなことをするのはごく一部の人たちだということも分かってはいます。
人の振り見て我が振り直せ、という金言がありますからね。
自分の行動が相手にどういう感情を与えるか、Cちゃんも今一度よく考えて行動するように気を付けたいと思います。