夜更かしした自分が悪いのですが、目が覚めたら既に休日が半分終わってるって、なかなか切ない気分ですね。

丸一日家から出ないと夜になって「私の休日本当にこれでよかったの?」って気がしてくるし、お腹も空いてたから近所のスーパーへ。

正直ちょっぴりお高いんだけどそのぶん質はいいスーパーで、特にお魚が新鮮なんです。

イートインコーナーでパック寿司をつついていたら、近くにいた男子高校生が立ち上がりざま「みんな寿司食ってる……」って呟いてて、周り見たら本当にみんなパック寿司食べてました(笑)


わけもなく気恥ずかしかったです。

それから近くの喫茶店に入り、ウインナーコーヒーを片手に昨日の本(平野啓一郎著「考える葦」)の続きを読みました。

「日本のトリヴィアルな現実の断片」だの「ニューアカ的な嫌味もなく、在野のディレッタントらしく飄然としていて」だの文学と思想について語られている第一章は難しくて、横文字を覚えるのが苦手なCちゃんはそのつど「ペダントリーって何?」「コンセプチュアルって何?」とsiriに聞きながら読んでいたのですが、著者自身の作品について語られている第二章に入ると急に読みやすくなりました。

特に2012年にPHPスペシャルに寄稿された「あなたといる時の自分――アンケート:I love you. の翻訳は?」という記事の中の、「人が、誰かを好きになる、というのは、実は「その人といる時の自分(=分人)が好き」ということである。」という一文には「同じこと考えてる人いた!」と嬉しくなりました。

Cちゃんは親友の笑っている顔が大好きなんですが、一方では彼女を笑顔にできる自分が好きでもあるんですよね。

忘れっぽい彼女はたぶん覚えていないのですが、中学の卒業式のあと、バスケ部に所属していた彼女が「後輩が『○○先輩はいつも笑顔で挨拶を返してくれて嬉しかったです』って寄せ書きに書いてくれたんだ~(^v^)私は特に笑顔を作ってたつもりはなかったんだけど、たぶんCちゃんと一緒にいたからだろうね」と言ってくれたのが身悶えするほど嬉しかったのを覚えています。

2年前その彼女に結婚&妊娠のダブル報告を受けたときは、嬉しく思う一方で、私の親友を取りやがってと顔も知らない相手の男に憎しみさえ抱きました。

が、たまに鹿児島に帰って彼女とご飯を食べていると、「旦那とCちゃんってつくづく考え方が似てる」と笑われることがしばしばあり、それで彼への嫉妬が少し収まったのを感じました。

彼女には言いませんが、Cちゃんが旦那さんに似ているのではなくて、彼女自身が無意識に長い付き合いのあるCちゃんに似た人を結婚相手に選んだのではないか、と思えたからです。

もうこれって、実質Cちゃんと結婚したようなものじゃん?(←これを過言と言います)

それにもし彼とCちゃんがそんなに似ているのであれば、きっと彼も彼女を笑顔にすることに喜びを感じているはずです。

自分の大切な人を大切にしてくれる人を、根っから嫌いにはなれません。

「同担拒否!しかしセンスは認める!」みたいな感じでしょうか(笑)

こうして文章にしてみると、改めて面倒くさい性格してるな……( ̄▽ ̄;)

そんな彼女とは、11月の従姉妹の結婚式前日に再会予定です。

有休残しててよかった~♪

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