休日の今日は歯医者で18~20枚目のマウスピースを貰い、美容院で髪を切り、ガチャポンの景品をリュックにつけるなどしました。
そして一度家に帰り、小雨が降る中自転車でスーパーへ行ってあごだし豆乳鍋を作りました。まいう。
鍋を食べながら、ディズニープラスで「ウエストサイドストーリー(スティーヴン・スピルバーグ監督の2021年版)」を観ました。
小さい頃は母が劇団四季のミュージカルに連れて行ってくれたり、中学の選択科目で音楽を選んでミュージカルを観たりしたので、今でもミュージカルは大好きです。
美しく知的な佇まいが印象的だった音楽のT先生は、今も元気にしていらっしゃるでしょうか。
大声を張り上げずとも教室を静かにさせることのできる、稀有な先生でした。
ソープ通いを国語の先生にバラされ、それを授業中にいじられて「数学と関係ないだろう!」と顔を真っ赤にして怒っていた我らが担任とは大違いです。
N先生がT先生に振られたという噂が立ったときには、Cちゃんも含め多くの女子生徒がほっと胸を撫で下ろしたものです。
キャッツ、王様と私、メリーポピンズなど多くの名作に触れさせてもらった結果、高校へ進学したCちゃんは無事「オペラ座の怪人」にハマりました。
そう、それで「ウエストサイドストーリー」ですよ。
名前は知ってるけど観たことないなあと何気なく再生してみたら、これがもう格好いいのなんの!
貧しい街の片隅で繰り広げられる白人ギャング「ジェット団」とプエルトリコ系移民のギャング「シャーク団」の抗争が、ちゃんとミュージカルになっています。
白人側の小粋なステップも移民側の力強い歌唱も魅力的。
ジェット団のトニーと、シャーク団リーダーの妹マリアがダンス会場でお互いに一目惚れし、敵対するグループに属しながら惹かれ合っていくという、まさに現代版ロミオとジュリエットです。
垂れ目がちのつぶらな瞳がキュートなトニーのベビーフェイス、誰かに似てるな……と思いながら見ていたら、ふと気がつきました。
大谷翔平だ……!
歌って踊れる大谷翔平だー!
もし彼が白人夫婦の間に生まれていれば本当にこんな顔じゃないかしらと「ウエストサイドストーリー トニー 大谷翔平」でググったら、似ていると感じた人が他にもちらほら見つかりました。
ぜひ本編を見てほしいのでここにあらすじは書きませんが、Cちゃんの中で特に印象に残ったのは女同士の助け合いでした。
ダンスパーティーのシーンではジェット団のカップルたちとシャーク団たちのカップルたちが二派に分かれて「あたしたちの方がイカしてるわよ」と言わんばかりにドレスの裾を翻し合うのですが、いざ男たちがピリつき始めると、シャーク団ではなくジェット団リーダーの彼女がさっとマリアの手を取って遠ざけてあげるんですよね。
他にもジェット団の集まりへ単身トニーへの伝言に来たマリアの姉が暴行を受けそうになるときも、ジェット団の女たちは必死にそれを止めようとするんですよ。
男たちが復讐を優先する一方で、女たちは派閥関係なしにまず同じ女を助けようとするんです。
さりげない描写なんですが、胸熱です。
漫画「ゴールデンカムイ」で最後の狼レタラを撃ち取ろうとする二瓶が、仕留める直前にレタラの番に襲われて「女房にとっちゃあ男同士の勝負など知ったことではないか……」「やっぱり女は恐ろしい」と言って死んでいくシーンを思い出しました。
どうです?
観たくなってきたでしょう?
有名な作品なので観たことあるよという方も多いかもしれませんが、2021年版にはまた違った良さがあると思うので、ぜひこちらもチェックしてみてほしいところです。