昨日西通りですれ違った同僚がえらい恰好よかったです。
同僚って言っても、知らない人なんですけどね。
同じ会社に属しているというだけで、営業所が違えば顔も名前も知らないし、同じ営業所で働いていようと出庫・帰庫の時間が違えば顔を合わせることもありません。
でも、営業中擦れ違う車の上に同じ会社の行灯がついていれば、とりあえず手は上げます。
バスの運転手さんが擦れ違いざまに手を上げて挨拶するのを見るのが子どもの頃から好きだったんですが、いやー、まさか自分がする側になるとはね(゚∀゚)
特に挨拶を推奨されているわけではないので、人によっては空車の時だけ手を上げるとか、手は上げないでぺこっと頭を下げるとか様々です。
昨日西通りですれ違ったおじさんは、Cちゃんと目が合うと人差し指と中指だけを立て、こちらに向かってぴっと振ってくれました。
か、格好いいー!
これがファンサってやつか、とアイドルのコンサートに行ったことがないCちゃんも思わずテンションが上がりました。
真似してみて挨拶が返ってこなかったらだいぶ恥ずかしいので、知った顔にだけウインク付きでやってみようと思います。
ただ、この擦れ違い際の挨拶にはひとつ弊害があります。
仕事終わりに自転車で家に帰るときも、うちの会社のタクシーを見かけると、つい「よっ」って感じで手を上げてしまうのです。
しかしもうタクシーに乗っていないので、Cちゃんの顔を知らない乗務員にとっては、通りすがりの見知らぬ女に突然挨拶されたようなもの。
毎回手を上げてから「しまった!」と思うのですが、今のところみんな「誰やこいつ……」といった困惑顔で会釈を返してくれます。優しいですね。
なんか変な奴いるから刺激せんとこ、と思われている可能性については考えないことにします( ̄▽ ̄)
それともうひとつ、これは挨拶とは関係ない弊害なんですが、Cちゃんは隔勤なので一日の乗務時間が長いんですよね。
18時間車を運転した後で自転車に乗ると、道を曲がるとき右手の中指がウィンカーを探してブレーキの辺りをすかっと空振りしてしまいます。
そして「あっ、もう車じゃなくて自転車に乗ってるんだった///」とひとりで照れ照れします。
挨拶も含め休日に自転車に乗っていてもそんなことはしないので、仕事帰りはまだ若干乗務員モードが残っているのでしょう。
Cちゃんと同じく自転車通勤している相番も同じことをしているのではないかと気になっていますが、「いや、そんなことは……」と苦笑される姿が目に浮かぶようで、未だ訊けずにいます。